dyno のスケーリングとプロセスの制限
最終更新日 2025年03月05日(水)
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さまざまな Heroku Dyno の制限は次のとおりです。dyno の機能については、「dyno 層」を参照してください。dyno の仕様については、「dyno サイズ別の技術仕様」を参照してください。
デフォルトのスケーリング制限
Cedar のスケーリング制限
Cedar 世代のアプリごとに次の制限があります。
- デフォルトで、アプリケーションではすべてのプロセスタイプで合計 100 の dyno を実行できます。
- Eco または Basic のdyno で実行されているアプリでは、プロセスタイプごとに実行できる dyno は 1 つのみです。
- Eco dyno で実行中のアプリは、最大で 2 つの dyno を並列実行できます。たとえば、Web プロセス用とワーカー用に 1 つずつ dyno を実行できます。
- Performance、Private、または Shield の dyno を使用する 1 つのプロセスタイプを、10 を超える dyno にスケーリングすることはできません。
アプリケーションのこれらの制限を上げるには、リクエストを送信します。
Fir のスケーリング制限
Heroku プラットフォームの最新世代である Fir の上限は Cedar より大きくなります。Fir 世代のアプリごとに次の制限があります。
- デフォルトで、アプリケーションではすべてのプロセスタイプで合計 255 の dyno を実行できます。
- 1 つのプロセスタイプを 255 を超える dyno にスケーリングすることはできません。
アプリケーションのこれらの制限を上げるには、リクエストを送信します。
並列 One-off dyno の制限
- 1 つの Eco One-off dyno (Eco には Eco dyno プランのサブスクリプションが必要)
- 最大 50 の並列 One-off Basic dyno
- 最大 50 の並列 One-off Standard dyno
- 最大 5 つの並列 One-off Performance dyno
- 最大 5 つの並列 One-off Private dyno
- 最大 5 つの並列 One-off Shield dyno
- 最大 255 の並列 One-off Fir dyno
アプリケーションのこの制限を上げるには、リクエストを送信します。
プロセス/スレッド制限
Cedar 世代のアプリの dyno 内に存在できるプロセス/スレッドの最大数は、dyno サイズに応じて異なります。
- Eco、Basic、Standard-1X dyno の場合、最大数は 256 以下
- Standard-2X および Private-S dyno の場合、最大数は 512 以下
- Performance-M、Private-M、Shield-M、Performance-L-RAM dyno の場合、最大数は 16384 以下
- Performance-L、Performance-XL、Private-L、Shield-L dyno の場合、最大数は 32768 以下
- Private-L-RAM、Shield-L-RAM、Performance-2XL dyno の場合、最大数は 65536 以下
- Private-XL および Shield-XL dyno の場合、最大数は 131072 以下
- Private-2XL および Shield-2XL dyno の場合、最大数は 262144 以下
これらの上限には、実行中、休止中、またはその他の状態のすべてのプロセスとスレッドが含まれます。スレッドとプロセスはこの上限に対してカウントされることに注意してください。たとえば、255 のスレッドと 1 つのプロセスが含まれる Standard-1X dyno は、制限が 256 以下であるため上限に到達しています。
Fir dyno には CPU とメモリの制限に基づいてスレッドに動的な制限があります。